月を見上げて宴を堪能 日本大学校友会県支部が同窓会

日本大学校友会奈良県支部の同窓会「中秋の名月を愛(め)でる会と天平の宴」が16日、奈良市西ノ京の薬師寺などで開かれ、同窓生約80人が参加した。
同寺の加藤朝胤管主と日本大学卒業生との縁で昨年から実施。同大の林真理子理事長が「薬師寺さんとのご縁を誇らしく思う。きょうは中秋の名月を見て楽しみましょう」とあいさつした(正確には中秋の名月は今年は17日)。
加藤管主が火災で失われた寺の伽藍(がらん)復興の歴史などを解説した後、参加者は金堂の薬師三尊像の前で礼拝。加藤管主は「国民の健康を願うという祈りを込めて造られた三尊像。仏様に手を合わせれば病気が必ず治るわけではないが、感謝の気持ちをもって正しい治療をし、正しい信仰を行うことが大切」と呼びかけた。
その後、奈良市二条大路南3丁目の平城宮跡歴史公園に移動し、参加者は月を見上げて「天平の宴」を楽しんだ。