5年制で国際的視野のエンジニアリーダー養成 奈良工業高等専門学校(大和郡山市) - 学校見学・入試説明会 情報(10月26日・27日開催)
奈良工業高等専門学校(大和郡山市)
専攻科で学べば学士も授与 ラグビー、ロボコンなど全国優勝
5年制の国立高等教育機関。高度経済成長を支える科学・技術の更なる進歩に資する技術者を養成する目的で、1964(昭和39)年に開校した。教育理念を「創造の意欲」「幅広い視野」「自律と友愛」の3つの標語で表しており、産業のグローバル化に対応して国際的視野や国際コミュニケーション力を持ち、課題を発見し解決できる創造的技術者の育成を目指す。中学校卒業後5年間の本科、その後2年間の専攻科が設置されている。専攻科で所定の条件を満たせば「大学改革支援・学位授与機構」より学士(工学)の学位が授与される。
本科では一般教育科目と専門教育科目をバランスよく学習し、年次進行とともに専門教育科目・実験・実習の時間が増えるカリキュラムを実施、5年次になると教員の指導のもとで少人数制の卒業研究が行われる。更なる高度化・特色化のためグローバルエンジニアリーダーや女性エンジニアリーダーを養成する正課外プログラムも実施している。
「機械工学科」
「ものづくり」に必要な機械工学の基礎知識・技術を学ぶ。設計・開発能力に加え、計測制御や電気・電子技術など幅広い分野の知識を生かした解析能力の高い技術者を育成。数値シミュレーションおよび計測制御技術を用いて機械に関わる諸現象を深く洞察し、解析する。
「電気工学科」
電気・電子分野のエキスパートを育てる。これからの AI 社会を実現する半導体・新材料・情報通信・エネルギー技術の科目や、環境問題を解決する力を養うため環境に関わる科目が充実している。理論と実践を結び付けて回路やプログラムを設計し、アイデアを形にしていく。
「電子制御工学科」
新しいシステムの開発に必要な機械・電気電子・情報・計測制御の4つの専門分野の基礎を学ぶとともにそれら分野間のつながりを理解、つなぎ合わせる力を育む。システムを設計・解析することのできる実践的な人材を目指し、実験・実習・演習などの授業が数多く準備されている。
「情報工学科」
コンピュータの仕組みから情報の活用法セキュリティまで ICT を総合的に学ぶことができる。プログラムの仕組みや作り方だけでなく、情報を活用する方法、モバイルやクラウドを組み合わせて新たなシステムを創造する能力も習得する。
「物質化学工学科」
環境・エネルギー・バイオ・新材料のプロフェッショナルを目指し、化学系・生物系科目、それらを利用する工学系科目を学ぶ。学生実験で十分な安全教育を行うとともに、試薬および実験廃棄物の扱いを学び、環境・安全に配慮できる科学技術者を養成する。
学校行事ではスポーツ大会や高専祭に加えて、古典芸能鑑賞・マリンバ鑑賞会など個性的な行事も開催される。
課外活動
部活動も盛んで、ラグビー、水泳、柔道、ロボコン、将棋が全国大会で優勝を経験。その他陸上、バドミントン・弓道・剣道なども好成績を収めている。
今年度の学校見学・入試説明会は
①10月26日(申し込み期間は9月13日~10月11日)
②10月27日(申し込み期間は9月13日~10月11日)
を予定している。令和7年度の入試(推薦・学力)方法や合否判定方法について説明予定。
[奈良工業高等専門学校]
奈良県大和郡山市矢田町22番地
TEL: 0743-55-6000
近鉄橿原線 近鉄郡山駅から徒歩約25分または奈良交通バス乗車→「奈良高専」下車
JR大和路線 大和小泉駅から奈良交通バス乗車→「奈良高専」下車