奈良市新ごみ処理施設パブリックコメント 「94%が計画に好意的」と仲川市長

候補地未定のまま
市議会は手法に反発
奈良市が「七条地区」での建設を前提として、市民から意見を募った新ごみ処理施設(クリーンセンター)の「施設整備基本計画(案)」のパブリックコメントで、1856人(団体含む)から4800件を超えるコメントが寄せられたことについて、仲川元庸市長は11日の定例記者会見で「意見から多くの“気づき”を与えてもらった」と「成果」を強調して見せた。一方、同地区案での施設建設に慎重な市議会は、候補地未確定のままパブコメを強行した市の手法に強く反発しており、関連予算の提出時期などは不透明となっている。