花車、三条通練り歩き 奈良市の大神神社摂社・率川神社 三枝祭を前に「ささゆり奉献神事」
奈良市本子守町の大神神社摂社・率川神社の例祭「三枝祭(さいくさのまつり)」を前に、神前に供えるササユリを大神神社(桜井市)から届ける「ささゆり奉献神事」が16日、行われた。ササユリを載せた花車が奈良市の三条通をにぎやかに行列した。
大神神社で道中の安全を祈願した後、約200本のササユリを駕籠(かご)に納め、JR三輪駅から電車で奈良駅へ。奈良駅に到着すると、駅前広場で大神神社の崇敬団体「大和郡山大神講」の講員らが「ささゆり音頭」を踊った。
その後、ササユリを載せた花車を中心に行列が出発。ササユリを育てている豊年講の「ささゆり奉仕団」や、ささゆり音頭の踊り手、厄年の奉仕者ら約80人が三条通を練り歩いた。率川神社に到着後、「ささゆり奉献奉告祭」が営まれた。
「ゆりまつり」の名で知られる三枝祭はきょう17日午前10時30分から。ササユリを手にした巫女(みこ)らが神楽を奉納する。