奈良市新ごみ処理施設基本計画案 市長「パブコメ9割好意的」 - 奈良市議会代表質問
議会4会派は批判的、「隔たり」顕著に
奈良市が七条地区で建設を目指す新ごみ処理施設(クリーンセンター)の基本計画(案)について、仲川元庸市長は10日、先月末に締め切った意見募集に対し、市民ら1859人(団体を含む)から4823件の意見が寄せられたと明らかにした。同日開かれた市議会6月定例会で、横井雄一氏(自民党・無所属の会)の代表質問に答弁したもので、「現在、内容別に精査しているが、9割以上が好意的なものだった」と強調した。一方、代表質問に立った5会派のうち4会派が七条地区での計画推進には懐疑的、または批判的で、クリーンセンターを巡る仲川市長と議会側の対立は膠着(こうちゃく)状態にある。