7月7日の「蓮取り行事」(奈良県大和高田市)「蛙飛び行事」(吉野山の金峯山寺)観覧バスツアー参加者を募集

奈良県大和高田市奥田の捨篠(すてしの)池でハスの花を摘み、吉野山の金峯山寺で営まれる蓮華会(れんげえ)に届ける「蓮取り行事」が7月7日、執り行われる。同市などで構成する「蓮のみちバスツアー実行委員会」は、同日午前10時からの「奥田の蓮取り行事」を観覧し、午後4時から蓮華会の「蛙飛び行事」を見学するバスツアーの参加者を募集している。
大和高田市の伝説「捨篠池の一つ目蛙」によると、役行者の母・刀良売(とらめ)が投げた篠が池のカエルの片目に刺さり、その後刀良売は気を病み亡くなった。母を亡くした役行者は心を決めて修験道を開き、吉野山で蔵王権現をあがめ、カエルを祭り供養した―と伝わる。約1300年続く「蓮取り行事」は伝承に深く関わり、県無形民俗文化財にも指定されている。
参加費は一人3800円。軽食(パンと飲み物)、交通費、旅行保険込み。小学生以上が対象。定員200人程度。応募者多数の時は抽選。荒天中止。集合は午前8時45分からJR高田駅東側広場で受け付け。帰着は午後6時30分ごろ、JR高田駅。
希望者は市ホームページから申し込むか、はがきか封書の場合は、全員の郵便番号、住所▷氏名、ふりがな▷性別▷年齢▷当日連絡がつく代表者の携帯番号―を明記し、13日消印有効で奈良観光バス、〒630―8144、奈良市東九条町6の1。
「今年は日曜日に開催なので、1300年を越える歴史を持つ蓮華会の一連の行事を見ていただけたら」と市の担当者。問い合わせは市広報広聴課観光交流担当、電話0745(22)1101。