大規模広域防災拠点計画地の活用で奈良県が地元説明会 - 奈良・五條市
事業計画が見直しとなった奈良県五條市の大規模広域防災拠点用地の活用方針について、奈良県は19日夜、五條市上野公園総合体育館で、地元説明会を開催。山下真知事が出席し、地元住民らに県の新たな方針を説明した。説明会は同日午後7時に始まり、ユーチューブで生配信を行った。
山下知事は昨年6月に発表した予算執行査定で五條市の大規模広域防災拠点の整備計画を見直すことを表明。今年1月、県の防災力強化を図るため、同計画地に防災ヘリポートや災害時の活用も見据えた大規模太陽光発電施設を整備する新たな方針を発表。県の方針に地元からは反発の声が上がっている。
説明会では山下知事が1月の能登半島地震では、能登空港は被災し、使用不能だったことから「災害時は空港よりヘリポートが役に立つ」などと県の計画に理解を求めた。この後、参加者が質疑や意見を述べた。