パリ五輪 7月開幕 若者に人気の新種目「ブレイキン」登場 - 世界の動きを知ろう【ふりがな付きニュース】
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ことし7月26日から8月11日まで、フランスの首都パリで、100年ぶりにオリンピック大会が開かれます。パリは、近代オリンピックを始めるのにつくしたクーベルタン男爵の出身地。パリで大会が開かれるのは3回目です。約1万人の選手が参加を予定し、男女の選手が初めて半分ずつになる見こみです。陸上や水泳、体操など32競技329種目で競い合い、若者に人気のブレイキン(ブレイクダンス)が新しく加わります。
「広く開かれた大会」をめざし、開会式は夏の大会で初めて競技場の外で行う計画です。選手らはパリのセーヌ川を約160の船で行進し、何10万人もの観客が予想されています。オリンピック後のパリ・パラリンピックの開会式もコンコルド広場で行い、選手はシャンゼリゼ通りを行進する予定です。
聖火は4月にギリシャで火をともし、約1万人が各地をリレーしてパリに運びます。はなやかな大会のようですが、ウクライナと争うロシアの選手の参加に賛成、反対の意見があるほか、暴力で会場などをおそうテロの心配も強く、開会式を別のやり方にという声もあります。
ブレイキン
頭や背中でくるくる回ったり、逆立ちを片手で支えてピタリと止まったりするアクロバティックなダンス。試合は一対一で同じ曲を交互に踊り、技術や表現力、完成度などを競う「バトル形式」。かかる曲は事前に知らされず、選手はその場で動きを組み立てる。
パリでのオリンピック開催を決めた国際オリンピック委員会の総会=2017年9月、リマ(AP=共同)