笠山荒神社周辺を散策、手打ちそば堪能も - 桜井市観光協イベント
奈良県桜井市観光協会(林勤会長)は28日、同市笠の笠山荒神社周辺の散策と笠そばを楽しむイベントを開催。県内外から34人が参加した。
同協会では、地域振興などを目的に市内名所の周遊イベントを定期的に実施。今回は、同神社で営まれる1月の大祭にあわせて企画された。
桜井駅からバスで到着した参加者はまず、同神社の大祭を自由見学。氏子や神職らが行列を作って神社拝殿前までみこしを運ぶ様子や、西田享司宮司らによる神事を写真に収める姿が見られた。
この後、参加者は神社近くの「荒神の里・笠そば」で昼食。石臼でひいたそば粉を使った手打ちのそばを、ざるそばや温かいだしで堪能した。
昼食後は観光ボランティアガイドの説明を聞きながら、竹林寺の薬師如来立像や鏡池、閼伽井(あかい)不動など神社周辺を見て回った。
市の広報誌を見て興味を持ったという、桜井市在住の中尾ひろ子さん(68)は「近くに住んでいてもこれまで訪れる機会がなかった。神事に触れ、いろいろ学べた。念願の笠そばも食べられてよかった」と話した。