大谷選手が寄贈のグローブに児童ら大歓声 「うれしい」「大切に使う」「左利き用あって良かった」 - 奈良県の平群南小学校、始業式でサプライズ披露
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米大リーグの大谷翔平選手が寄贈したグローブがこれまでに、奈良県内の多くの市町村教育委員会に届いた。県内の公立小学校で9日、3学期の始業式が行われ、平群町椿井の町立平群南小学校(児童数134人)では、児童に大谷選手のグローブがサプライズで披露された。
大谷選手は昨年11月、自身のSNS(交流サイト)で、国内すべての小学校に3個ずつ計約6万個のグローブを寄贈すると発表。県内の多くの市町村教育委員会事務局などにも昨年12月下旬にグローブが届いた。
この日、平群南小学校では、始業式の中でグローブの「お披露目会」が開かれた。スクリーンに大谷選手の顔写真が映し出され、前田雅起校長が、全校児童にグローブを披露すると、児童は「すげえ」「うわー」などと歓声が上がり、拍手して喜んでいた。前田校長は「このグローブが私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルになることを望んでいます」という大谷選手のメッセージを読み上げた。
グローブは、右利き用2個と左利き用1個。地元の少年野球チームに所属する6年生の児童3人がさっそく真新しいグローブをはめて、感触を確かめながらキャッチボールを楽しんだ。最後に、児童全員で大谷選手に届くようにと大きな声で「ありがとう」と感謝の言葉を述べた。
キャッチボールをした山口瑠心(るき)さん(12)は「とてもうれしい」、村井友紀さん(12)は「大切に使う」、冨永快莉さん(12)は「左利き用のグラブがあって良かった」と話していた。