東京で奈良の魅力PR 旅行会社や出版社と県内自治体など商談
首都圏の旅行会社や出版社に向けて奈良の魅力を紹介する商談会(県主催)が8日、東京都港区の奈良まほろば館で開かれた。奈良県内の自治体やホテル、レストランなど8団体がそれぞれプレゼンテーションを行った後、ブースを出展して商談した。旅行会社や出版社の担当者約30人が出席した。
なら歴史芸術文化村(天理市)は文化財修復の現場をガラス越しに見学できる様子を映像で紹介。伊藤文彦副村長は「文化財修復を間近で見られる国内唯一の場所をアピールしたい」と意気込んだ。
橿原市観光協会は古代のチーズといわれる「蘇(そ)」発祥の地をアピール。来年1月19日から市内の飲食店19店舗でチーズを使った特別メニューを提供する。
商談会を企画した同館の楽木慧さんは「コロナが落ち付き観光が活性化する中、各社の奈良企画に役立ててほしい」と話した。