キトラ古墳の国宝壁画を一般公開 - 10月14日から11月12日まで

最初に確認された北壁の壁画「玄武」
文化庁はきょう14日から、今年で発見40年を迎えるキトラ古墳(奈良県明日香村)の国宝壁画を一般公開する。同村阿部山の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で、最初に確認された北壁の壁画「玄武」を見学できる。11月12日(10月25日と11月8日は閉室)まで。
ファイバースコープによる探査風景や調査で映し出された玄武の画像など壁画発見の経緯も紹介する。また、鎌倉時代の盗掘で穴をあけられた南壁の一部を復元展示。接合した石材の破片が樹脂で補強され、内壁にわずかに残るしっくいなどを確認できる。
期間中、来館者に壁画の四神をイラストにした記念コースターを進呈。「玄武・朱雀」か「白虎・青龍」の2枚セットのどちらかがもらえる。
高松塚古墳壁画も一般公開、10月14日から
一方、国宝・高松塚古墳壁画(明日香村)についても、14〜20日、同村平田の仮設修理施設で「飛鳥美人」で知られる西壁女子群像や天井の星宿図などを一般公開する。
いずれも見学無料。事前予約制で、それぞれ定員に達していない日時の2次募集を受け付けている。空きがあれば当日も受け付ける。
各古墳壁画の公開事務局ホームページ、キトラ(https://www.kitora-kofun.com)、高松塚(https//www.takamatsuzuka-kofun.com)から、または電話で申し込む。問い合わせは、各事務局へ電話、キトラ06(6281)3060、高松塚06(6281)3040。