質問「仏さまに手を合わせて何を思えばいいのですか?」 - 「我知(がち)」―お坊さんに聞いてみる(2023年8月16日)

慌ただしい日常の合間にお寺を訪ねて手を合わせた時、ホッとしたり、心が軽くなったことはありませんか。仕事や人間関係など生活上の悩み、仏教の教えや寺院について、県内の僧侶3人が答えるコーナー「我知(がち)―お坊さんに聞いてみる」を開設します。質問を共有しながら自分を見つめ、ほんの少しでも前を向く時間になれば幸いです。
質問
「お寺でお参りするとき、仏さまに手を合わせて何を思えばいいですか。お願いをしてもいいのか、悩みを打ち明けてもいいのか、それとも日頃やご先祖さまへの感謝だけを伝えるべきなのか。決まりや「こうした方がいい」ということはありますか。そもそも仏さまは私たちにとってどんな存在と捉えるべきなのでしょうか」
(女性 40代)
回答
辻 明俊(興福寺執事長)
【我知なヒント=感謝や願い、あるいは悩み、全てをお任せする気持ちをもって対峙する】
お寺の役割は何でしょうか。私は「祈る、学ぶ、集う」、この三つだと思っています。もちろん宗教空間において大切なのは祈りですが、それぞれの目的に柔軟に応じることができるのも、現代の寺院の在り方(求められていること)だと考えます。