「戦艦大和みたま祭」大和神社で 戦没者の冥福と日本の平和、繁栄を祈る
太平洋戦争で米軍の攻撃を受け沈没した戦艦大和の慰霊祭「戦艦大和みたま祭」が7日、奈良県天理市新泉町の大和神社で営まれた。
約1400本のろうそくと、地域の商工会が協力し参道沿い並べた約300本の灯籠に灯がともる中、戦艦大和の殉死者2736柱の御霊を祀(まつ)る祖霊社(それいしゃ)で、並河健天理市長をはじめ関係者約30人が参列。塩谷陸男宮司は戦没者の冥福と日本の平和、繁栄を祈り、祝詞を奏上した。
塩谷宮司は「皆がこころをひとつにして、戦没者の慰霊顕彰するとともに恒久平和願いたい」。年預総代を務める吉村和美さん(70)は「伝統を守り、継承していくには地域住民での支え合いが必要。町の賑わいと活性化のためにも、多くの人が神社を訪れる機会になれば」と話した。