【動画あり】にぎやかササユリ行列4年ぶり 大神神社から率川神社へ奉献神事

奈良市本子守町の大神神社摂社・率川(いさがわ)神社の例祭「三枝祭(さいくさのまつり)」を前に、神前に供えるササユリを大神神社(奈良県桜井市)から届ける「ささゆり奉献神事」が16日にあった。ササユリを乗せた花車がコロナ禍を経て4年ぶりに復活し、奈良市の三条通をにぎやかに行列した。
大神神社で道中の安全祈願をした約200本のササユリは、JR三輪駅から桜井線の電車に乗車。奈良駅に到着すると、駅前広場で大神神社の崇敬団体「大和郡山大神講」の講員らが「ささゆり音頭」を披露した。
その後、ササユリを乗せた花車を中心に行列が出発。ササユリを育てている豊年講の「ささゆり奉仕団」や、ささゆり音頭の躍り手、厄年の女性奉仕者ら約80人が練り歩いた。率川神社では「ささゆり奉献奉告祭」が営まれた。
「ゆりまつり」の名で知られる三枝祭は、きょう17日午前10時30分から。ササユリを手にした巫女(みこ)らが神楽を奉納する。