【動画あり】豊穣祈り巫女ら舞う 奈良の春日大社で御田植神事

奈良市春日野町の春日大社で15日、御田植神事があり、8人の巫女(みこ)、八乙女(やおとめ)が田舞を奉納して五穀豊穣(ほうじょう)を祈った。
平安時代末期の1163(長寛元)年から続く伝統行事。本殿前の林檎(りんご)の庭で、田主が鍬(くわ)で田を耕す所作をしたり、牛面をつけた牛男が唐鋤(からすき)を引いたりして田づくりの様子を再現。続いて、八乙女が田植歌と楽器の音色に合わせ、早苗に見立てた松苗を植える所作をする田舞を優雅に舞った。
このあと摂社の榎本神社前と若宮神社前でも同様の神事があり、参拝者がカメラやスマートフォンに収めていた。
