安倍晋三元首相銃撃現場となった奈良市の近鉄大和西大寺駅前に、慰霊碑設置の再検討を求める署名活動がインターネット上で続けられ、19日時点で3万人を超える署名が集まっている。市にもメールなどで慰霊碑設置を求める声が寄せられ、中には仲川元庸市長に対する殺害予告のような脅迫的な内容のものもあるという。仲川市長は19日の定例会見で、「何かを選択することでその対極の方々が苦しむこともある。事件からまだ半年余りで、もっと落ち着いた議論が必要」との考えを示し、自らへの殺害予告に対しては「言論の自由を大幅に踏み越えた行為で厳しく批判したい」とした。