第101回全国高校サッカー選手権奈良大会は13日に橿原公苑陸上競技場で決勝戦を行い、奈良育英が延長戦の末に山辺を下し2連覇を達成した。

　雨の中での決勝戦は、立ち上がりから互いにロングボールを蹴り込む展開に。奈良育英はセカンドボールを拾い続け幾度となくゴール前まで押し込みつつも決め切れなかったが、山辺の攻撃を手堅く封じ、互いに決定機を作り出せないまま0―0で前後半を終了。しかし延長戦突入直後、奈良育英は木村がディフェンスラインの背後に飛び出しシュートを決め先制。そのまま流れをつかみ、続けざまに山本浬が追加点を挙げ突き放す。延長後半にも磯貝が3点目を奪い試合を決めた。

　優勝した奈良育英は、12月から開催される全国大会に出場する。