カモ親子 元気に泳ぐ - 調田坐一事尼古神社

葛城市疋田の調田坐一事尼古(つくだにますひとことねこ)神社の境内の堀で、今年もカモのひな9羽が生まれた。高津和司宮司(62)が14日、親子で元気に泳ぐ姿を確認した。例年、数日過ごした後、近くの川などに移動するという。
高津宮司によると、2005年に初めてカモが産卵に訪れ、数年途切れた時期もあったが、5年前から毎年やって来ているという。今年は4月中旬ごろ、堀にある浮島で親鳥が抱卵するのを目にしていた。
15日、友人に聞いて写真撮影に訪れたという葛城市の志柿堅さん(79)は「コロナやウクライナの問題など嫌な事も多いが、カモ親子の光景にほっとさせられた」と話した。
同神社では、カモがいる間の期間限定で、カモ親子のスタンプが入った特別御朱印を授与。高津宮司は「(カモの訪れは)御神徳によるもの。子育ての様子に癒やされてもらえれば」と話している。