社会
奈良の鹿愛護会獣医師が検討会に質問状 「治療に後ろ向きな姿勢」と指摘

奈良県の有識者委員会が3月に示した「鹿苑のあり方計画」の素案で、交通事故や傷病により鹿の保護施設「鹿苑」(奈良市春日野町)に保護されたシカは「応急処置を原則」とするとしたことについて、奈良の鹿愛護会の丸子理恵獣医師は10日、同委員会に設けられた「鹿苑のあり方等検討部会」に対し、質問状を提出した。丸子さんは「治療に後ろ向きな姿勢が目立つ」と指摘し、「一般の人や臨床の獣医師など多様な意見を聞いてほしい」としている。