添上高でSNSや薬物の危険性訴え講演会

天理市櫟本町の県立添上高校(大野勝稔校長、480人)は22日、全校生徒と希望する保護者らを対象に「防犯講演会」を開いた。ネットリテラシー(インターネットを使いこなす知識や能力)とSNSの危険性、薬物の乱用防止について、県警本部と天理署の担当者が同校で出張講義。「犯罪は身近にあり他人事ではない」と強調し、トラブルに巻き込まれないための注意を呼びかけた。
県警本部生活安全部サイバー犯罪対策課の伊東知久警部(42)は「ネットリテラシーとSNSの危険性」について登壇。インターネット上には嘘の情報や偽サイトがあることや、一度発信した情報は取り消せないことを説明した。「情報をうのみにしない」「面と向かって言えないことはネットでも言わない」などの留意点を挙げ、スマートフォン利用に際し今一度注意喚起した。