奈良市「クリーンセンター」建設に黄信号 市長、七条地区案を固持
奈良市の新しいごみ処理施設「クリーンセンター」建設に黄信号がともっている。「広域化」で進める当初の計画から大和郡山市が離脱した後も、仲川元庸市長は同市と境を接する七条地区に建設する考えを変えていない。しかし、市議会に「七条地区案」を強く後押しする意見は少なく、施設整備基本計画策定など関連経費約9500万円が盛り込まれた新年度予算案の審議にも影響を与えそうだ。
昨年9月、広域化の合同勉強会から離脱した大和郡山市は、奈良市の計画地から目と鼻の先の同市九条町にある市清掃センターの現地建て替えを予定。同じエリアに二つの施設が並ぶ可能性が高まっている。