奈良県会の議員定数変更せず 奈良県会委が結論

県議会の議員定数等検討委員会(中村昭委員長)は9日、第4回会合を開き、荻田義雄議長から諮問を受けていた、議員定数▽選挙区▽選挙区別定数―の3件について、いずれも変更は行わず現状維持とする結論をまとめた。8会派中、日本維新の会と公明党を除く6会派が現状維持に賛成した。2月定例会中に議長に答申する。これで来春の県議選は現行の16選挙区、43議席で争われることがほぼ確定した。
県議会の定数は令和2年国勢調査をもとに算出した1票の格差が2選挙区で2倍を超えるなどしたため、次期選挙に向けて是正の必要性が検討されていた。