東京で新型展示会「ならいち」 オンラインで商談、奈良県内から13事業者出展
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首都圏で県内の良質な製品をPRする展示会「ならいち」(県主催)が、東京都港区の県情報発信拠点「奈良まほろば館」で開かれている。新型コロナウイルス感染拡大防止とコスト削減の観点から、出展事業者は県内からオンラインで参加するという新たな商談形式を採用した。コロナ禍で販路拡大の機会を失っている事業者の支援が目的。県内13事業者が出展する。27日まで。
会場の各社展示スペースにはモニターが設置され、訪れたバイヤーは出展者とオンラインで会話ができるしくみ。来場した百貨店やセレクトショップ、通販などのバイヤーは展示されている製品を手に取りながら画面越しに商談を行った。
オーガニック下着製造のスガノ工房(本社・御杖村)の青海徳生代表は「直接触れることで製品の良さを実感してもらえるのでアピールしやすい」と満足している様子。県創業経営支援部の財賀憲司さんは「移動ができない事業者の販路開拓を少しでも支援できれば」と話した。