【動画あり】当たった、当たった 鬼の的狙う「けいちん祭」 天理
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天理市荒蒔町で12日、悪霊払いと地域の安寧を願って弓を射る正月行事「けいちん祭」が営まれた。
勝手神社での神事後、参列した地域住民は「マトバサン」と呼ばれる神社西方の的場大明神に移動。神主が令和4年の恵方(北北西)と天地、東西南北を射た後、「鬼」と書かれた的を射た。その後、参列者が順に的に向けて矢を放った。
弓は柳の木やつる、矢は竹で手作りし、毎年新調している。真っすぐに射るのが難しいといい、矢が的に命中すると「当たった、当たった」と周囲から拍手が起きた。参列者の一人は「矢が鬼に当たったのでコロナも退散してほしい」と話した。