くっついたり、離れたりが活力源なのかもし
くっついたり、離れたりが活力源なのかもしれない。自民党県議団が分裂したと聞き、「またですか、そうですか」ぐらいにしか、受け止められない。
一昨年4月の改選で県議の顔ぶれが大幅に変わった。それで自民党県議団が「生まれ変わる」ような組織(会派)になるかと注目したのだが。
会派(自由民主党・無所属の会)として一本化されたと思ったら、また分裂。こうなると、長年にわたる同県議団の確執には、よほど根深いものがあるのでは、とも思う。
また一方では、確執の重苦しさから逃れるための息抜きとして、会派分裂はあるのではないかとも勘ぐってしまう。一般県民にとっては、コップの中の嵐か。
6人で構成する新会派名は「自民党倭(やまと)」。少し前にどこかの政党の幹部が口にした「昔の名前で出ています」ではないが、3年前にもあった会派名だ。
6人のうち4人は以前と同じ顔ぶれ。今回の分裂の理由はともかく、火だねは消えていなかったのだろう。裏金問題で自民党全体の「生まれ変わり」が望まれる中、地方からお手本を、と期待したのに…。(北)