恐ろしい時代にいることを思い知らされた…
恐ろしい時代にいることを思い知らされた。注目していた兵庫県知事選で、不信任決議されて失職した前知事の斎藤元彦氏が再選された。
会見で「SNS(交流サイト)が一番だった」と、選挙戦での活用を語った。前回、自民党と日本維新の会がそれぞれ推薦して、85万票だったのに、111万票も獲得した。
政党支援を受けない完全無所属なのに票を積み上げた。全会派が不信任を突きつけたのに、兵庫の有権者は斎藤氏の再登板を選択した。
候補者が7人もいたから、票の分散は予想されたが、前回票を大きく上回る得票には驚かされた。選挙期間中、SNSを駆使し、不信任した県議会が悪者扱いされもした。
この間、公正な報道をせねばならないメディアは、好き勝手なことを発信されるSNSの前に、何もできなかった。そんな時代になったのだということを知る。
あの東京都知事選でもSNSの力を知ったが、どんな情報が流され、発信元が不明な情報によって社会が動かされるとしたら、恐ろしい時代に生きていることになる。だからこそメディアの責任は大きい。(治)