国原譜

コロナ禍で中止される夏休み行事が多い中…

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 コロナ禍で中止される夏休み行事が多い中、今年はその一部が復活。まだ安心はできないがこの季節は若者主体の催しも多く再開に希望がわく。

 

 きのうは奈良県議会棟で、学生が県政の課題解決に向けた具体的な施策を自分たちで考え、提案する「奈良の未来事業」が3年ぶりに開かれた。

 

 同事業は若い発想力を県政の施策に活用すると同時に、次代を担う人材を育成する効果も期待されているのだろう。県内の大学から参加者を募り13グループの応募があったという。

 

 冒頭あいさつで荒井知事はテーマに掲げる未来事業について「自ら考え、今はない新たな事業を起こすなど大胆な発想を」と期待を込めた。

 

 最優秀賞に選ばれたのはまだ教育現場で定着していないという「心理教育アプローチ」の活用。子どもの不登校やいじめを予防する取り組みで、専門性、具体性の高い提案だった。

 

 知識に裏打ちされた柔軟な発想と失敗を恐れない実行力。そんな人材が育つ地域を目指して。ようやくコロナ感染者のピークアウトが見え始めた夏休みの終わり、もっと若者と未来事業を語り合いたい。(松)

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