献花の列が絶えない。安倍元首相が凶弾に…
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献花の列が絶えない。安倍元首相が凶弾に倒れた近鉄・西大寺駅北口のロータリーでは、献花台設置最終日も、故人を悼む市民らが詰めかけた。
これには他府県からの人も多く、花束を手に30分以上も黙々と並んだ。若い人の姿が目立ち、夫婦や親子連れなど、幅広い年齢層が手を合わせていた。
近場の花屋さんは手当てできないほど多忙だったともいう。花は半日もしないで枯れるため、議員事務所と近くのS住宅のスタッフらがテキパキと対応していた。
日本の戦後史を通じて、歴史的な位置を占める事件となるだろう。今のところ容疑者に政治的な意図はなさそうだが、メディアを通じて独り歩きし始めている。
家庭環境が明らかになるにつけ、母親が傾倒している宗教団体に注目が集まっている。そして容疑者に対する同情的な見方がされ始めている。
元首相だからではなく、一人の人間の生命を奪う行為は、いかなる理由があっても許せない。国内だけでなく世界に影響を与える事件だからこそ、時代がおかしな悪い方向にいかぬよう、全容解明を待ちたい。(治)