国原譜

初当選から15年。4期目の最終年度を迎…

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 初当選から15年。4期目の最終年度を迎えた荒井知事が、次の15年に向けて中長期ビジョンを策定、その実現へ施策の推進に意欲を見せている。

 

 同政策集はリニア中央新幹線の奈良市付近駅設置を基軸に「さまざまなアイデアを盛り込んだ」と説明されるとおり、内容は多岐にわたる。

 

 また足元を見据えた地道な施策から、リニア新駅と関連付けた大規模広域防災拠点の整備、関西国際空港接続線の敷設、そして大和平野中央スーパーシティ構想まで、視界も広い。

 

 それだけに計画達成には困難も多そうだが、取り組みの第一歩となる新年度予算について知事は「実行が楽しみ」と確かな手ごたえを示す。

 

 突拍子もない発想と感じる政策にも裏打ちがある。15年前の就任時に話した「大事なのは統計。データをもとに実証的な仕事をしたい」という姿勢は現在も一貫しているのだろう。

 

 先日の記者会見で、1年後に迫った統一地方選について対応を問われて「白紙」と答えた知事。いずれ引退後は神社巡りをしたいとも話したが、県庁知事室からは居ながらに春日の御蓋山を日々仰げる。(松)

 

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