秋が深まり、コロナ禍もかなり落ち着いて…
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秋が深まり、コロナ禍もかなり落ち着いてきたようにみえることもあって、人の往来が日増しに増えている。しばらく見なかった風景だけに感慨深い。
大宮通りなどでは、他府県ナンバーの観光バスが複数まとまって走っている。電車でも校外学習などへ向かう、小中高校生らの団体に、よく遭遇するようになった。
日々の暮らしや行動を、次の「波」の到来に警戒しながら、少しずつ少しずつ、コロナ前の日々に近づけているような感じだ。手探りの状態は、まだしばらくは続くのだろう。
コロナ禍で落ち込んだ日本経済の立て直しも、同時並行で進めていく必要がある。だが、ここへきて物価の値上げが相次いでいて、先行きへの不安材料となっている。
ガソリン価格の高値がしばらく続き、さらに小麦粉製品も近く値上げになるという。パンや麺類、菓子、粉もんなどへの影響は必至だろう。経済復興をめざす中で、頭が痛くなる話だ。
とはいえ、嘆いてばかりではいられない。「復活の日」を信じて進んでいくしかあるまい。知恵を絞って打開策を見つけ出す努力を続けたい。(恵)