新型コロナウイルスの感染状況が落ち着く…
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新型コロナウイルスの感染状況が落ち着くとともに経済関連でも対面式の展示会が増えた。面と向かうと事業担当者の思いをより強く感じるのは気のせいか。
彼らの言葉はコロナ禍収束が不透明でも前向きだ。ウィズコロナだけでなく、コロナ後の社会も見据えた取り組みには心引かれる。
少人数や、県ゆかりの薬草を生かして特別な時間を提供する宿泊施設、コロナ禍で増えた「おうち時間」を活用する玩具、発展途上国支援をからめた食品事業、間食用のりなど。県内事業者にもパワーがある。
一方で消費者の立ち回り方はまだ悩ましい。新型コロナ感染が落ち着き、ワクチン接種が進むなかで避けていた県境をまたぐ旅や、夜の飲食店の利用をどうするか。
同じ日に2人の経済団体関係者から異なる意見を聞いた。一人は感染再拡大で大きく行動が制限されるリスクを考えればしばらくは慎重にすべき、もう一人は小康状態の時に感染防止策を講じて行動しないと経済は回らないと。
国などのGoToトラベル、イートも再開の気配。消費者も行動を今一度熟考する時期が来ている。(智)