奈良市・佐保小学校、解体校舎にアスベスト 児童の安全対策必要に 市議会では工期延長危惧も

奈良市立鼓阪小学校(同市雑司町)と再編統合し、佐保小学校(同市法蓮町)の敷地内に2027年度開校を目指す「新校舎」の完成に伴い、解体工事が行われる現校舎に、アスベストが含まれている問題が13日、市議会建設企業分科会(早田哲朗委員長)で取り上げられた。一連の工事は佐保小の児童らが学校生活を続ける中で行う「居ながら工事」で実施。粉じんや騒音などの影響に加え、アスベストの懸念も加わり、児童の安全対策が求められる。市議会には工期延長や工事費増額などを危惧する声が早くも出ている。