歴史文化
【深掘り】奈良時代半ば以降、格式の高い土地利用 - 初の学術的発掘調査 東院南方遺跡の中心部
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奈良市法華寺町の東院南方遺跡。東南隅を切り欠いた平城宮(8世紀)の不思議な形状の謎を解く上で鍵を握るとされながら、これまで実態が分からなかった遺跡の中枢部で初めて学術的な発掘調査が始まった。初年度の2024年度は、奈良時代半ば以降に格式の高い土地として利用していたことが分かった。奈良文化財研究所(奈文研)は今後も調査を続ける。(竹内稔人)
奈良市法華寺町の東院南方遺跡。東南隅を切り欠いた平城宮(8世紀)の不思議な形状の謎を解く上で鍵を握るとされながら、これまで実態が分からなかった遺跡の中枢部で初めて学術的な発掘調査が始まった。初年度の2024年度は、奈良時代半ば以降に格式の高い土地として利用していたことが分かった。奈良文化財研究所(奈文研)は今後も調査を続ける。(竹内稔人)