奈良市新ごみ処理場計画策定委、七条含む4候補地提示 さらに3カ所追加へ 年度内答申は絶望的か
奈良市の新ごみ処理場の建設候補地を再選定する「市クリーンセンター建設計画策定委員会」(委員長・中川幾郎帝塚山大学名誉教授)の第68回会合が28日夜、開かれた。10ヘクタール以上の土地や、学校・園、病院などから300メートル以上離れていることなど六つの選定条件で絞り込んだ結果、市は、大和田町(52.4ヘクタール)▷七条町(11.3ヘクタール)▷北之庄町(28.8ヘクタール)▷今市町・池田町(25.4ヘクタール)―の4カ所を挙げた。これに対し委員から収集運搬コストを現在の1.2倍以内とした候補地の絞り込みについて「今の段階で絞られ過ぎている」と意見があり、新たに3カ所ほどの検討対象が追加される見通しとなった。