【2025選挙戦展望】奈良市長選(下) 市政刷新へ動く維新 各党、具体策は見えず

奈良市長選に向け、動きを見せているのが「日本維新の会」だ。昨年、党県総支部代表の山下真知事が「候補擁立」の意向を示したが、年末になって現職官僚の出馬が確実視される状況になったという。いわゆる「落下傘候補」だが、党県総支部幹事長の松尾勇臣県議は「出馬は先方の方から打診があった。選挙に勝つために、公認の形にこだわらずできる限り結集を図りたい。候補乱立では現職には勝てないだろう。調整に汗をかく覚悟はある」と市政刷新に向けた決意を語り、こう続けた。「年明け一気に動く。時機が来たら会見する」