自民党の堀井巌・参院議員インタビュー 派閥からの還流金1290万円「全額保管し手をつけず」

奈良県民に謝罪「説明責任ある」 参院政倫審に出席へ
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題について、旧安倍派(清和政策研究会)に所属していた奈良県選出の堀井巌参院議員(59)=2期目=が14日までに奈良新聞のインタビューに応じた。堀井氏は派閥から還流を受けた金額が初当選翌年の2014年から22年まで総額で1290万円であることを明らかにする一方、「清和政策研究会のお金として全額を金庫に保管し、一切手をつけていなかった」とし、「政治資金の不適切な取り扱いによって国民、県民の皆さまの政治不信を招いたことを深くおわび申し上げたい」と謝罪した。党の公認が決まった来夏の次期参院選には改めて意欲を見せた。