更なる発展 成長祈り - 奈良高専創立60周年記念植樹式で「ナラノヤエザクラ」植樹
奈良工業高等専門学校=奈良高専=(近藤科江校長)の創立60周年記念植樹式が3日、奈良県大和郡山市矢田町の同校で行われた。奥野信亮・前衆院議員代理の木口善行秘書、上田清・大和郡山市長ら約20人が出席し、県花で同校校章デザインの「ナラノヤエザクラ」を植樹した。
国立高等専門学校機構による高専制度創設60周年記念事業「高専の森」の一環。全国に国立の高専が51校55キャンパスあり、国立高専を中心に各校で記念植樹を行い、各校をつないで全国に広がる植樹エリアの総称を「高専の森」と呼ぶ。
奈良高専は1964(昭和39)年開校。時代の変化に応じた新たな価値を創造する、社会で即戦力となるエンジニアの養成に取り組んでいる。
植樹式では、木口秘書と近藤校長、上田市長と谷口功・国立高等専門学校機構理事長の2組になり、ナラノヤエザクラの根元に土をかぶせた。
木口秘書は奥野信亮・前衆院議員のメッセージを代読し、「優秀な技術者育成のメッカに」と祝福。谷口理事長は「社会を担う常に新しい『人財』育成に務める」と謝辞。近藤校長は「幾重の花びらのように後世の発展と本校の生徒の成長を末永く見守っていただきたい」とあいさつした。