政治

【衆院選2024】「地元の声を国会に」 3区 自民党 田野瀬太道氏(50) - 新代議士に聞く(3)

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 今回の選挙期間中、初めて立候補した12年前の出陣式を思い起こした。開口一番、「日本が好きですか」。「新人の思わず出た言葉」と振り返るが、国づくりに尽力した先人たちへの感謝を忘れず、「強く、豊かに、誇りの持てる日本を子や孫世代につなげていくのが国会議員の仕事」と考える自身の政治家としての原点を確認できたという。

 

 国が直轄する京奈和自動車道整備に向け、議員2期目は67億円、3期目が89億円、4期目には130億円と予算額を膨らませてきた実績を例に挙げ、「国会議員は期数を重ねるごとに仕事の幅、量が増える。5期目はもっと大きな仕事をしたい」と話す。

 

 今年1月の能登半島地震では、道路の寸断で陸路からの支援が困難な状況に陥った。紀伊半島で想定される今後の災害に備えるためにも県の防災や減災、道路整備を重視。教育や科学技術、林業の振興、東京一極集中の是正とともにライフワークとして取り組んでいく。

 

 当選5回目で議員としてのキャリアを着実に重ね、周囲では「県3区から大臣誕生を」との声も上がる。「政治とカネ」の問題で失墜した自民党の信頼回復に向け、「これまでも失態の度に新しく生まれ変わってきた。刷新して再びなくてはならない党に」と意気込む。

 

 ますます多忙となりそうだが、「地元の声を国に届ける」と、可能な限り県に戻って選挙区回りをこれからも続けるつもりだ。

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