奈良市で書家・土井一成さんの作品展 吉野杉・ヒノキの板への刻字・刻書 11月5日から
奈良市楢井町のギャラリー天平ならまちで5日から11日まで、書家の土井一成さんの作品展「木に生きる書・土井一成展」が開かれる。吉野杉・ヒノキの板への刻字・刻書など約40点を展示。入場無料。
土井さんは川上村生まれ、吉野林業の中心地の同村で、森林を代々守る山守の家系で育つ。木彫の創作をし、現在は書家、木彫家、林業家。故郷が誇る五百年という歴史の中で育まれてきた吉野林業の技術と、そこから生まれる吉野杉・ヒノキに書をしたため、さらに一つ一つ魂を込めて彫刻。木の温かみと浮かび上がる文字で、唯一無二ともいえる「三次元の書」を表現している。
午前10時から午後6時開場。問い合わせは電話090(4645)4669(土井さん)。