伝統へ緊張感で向き合う 池田含香堂6代目・池田 匡志さん(34) - 奈良をデザインする人たち(6)
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池田 池田含香堂は約170年前(江戸時代末の嘉永年代)に創業し、私で6代目になります。当時から手作りで、天然の素材を使い、一貫工程にこだわって「奈良団扇(うちわ)」(透かし彫りのある団扇)を作っています。現在、奈良団扇を作っている店は、うち(池田含香堂)だけです。多い時にはこの地域に7、8軒ありましたが、今は6代目の私と伝統工芸士の母親の2人で奈良団扇を作っています。見た目が華やかで美しいため、飾りの団扇だと思われがちな奈良団扇ですが、「軽くて、よくしなる」実用性の高い団扇です。
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