難関大学現役合格へ学びのステップ重視 奈良学園高校(大和郡山市) - 入試説明会情報(11月2日開催)
奈良学園高校(大和郡山市)
校内の里山が環境保全教育のフィールド
1979(昭和54)年に奈良学園中学校・高校として開校以来、「次代の社会を担い、世界に雄飛し、国際社会に貢献できる有為な人材の養成」という建学の精神のもとさまざまな教育活動を展開。広大な敷地内に里山を有しており、その里山を環境保全に関する課題研究のフィールドとして活用、京都大学が提唱する「森里海連環学」を参考にした学びのシステムが体系化している。こうした実績等により、2023(令和5)年度から第Ⅲ期スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された。第Ⅰ・Ⅱ期SSHの成果や取り組みをさらに進化させて、疑問を持ち深く考え、得たことを発信していくプロセスを大切にしている。
高校からの入学生は「文理コース」にて難関国公立大学現役合格を目指す。中学校での既習内容にも配慮し、1・2年次は原則として中学からの内部進学生とは別カリキュラムとなっている。2年次より科目選択により文系・理系に分かれ、それぞれのカリキュラムで学習を進める。難関国公立大学受験に必要な基礎学力を2年間で無理なく身につけ、3年次には中学からの内部進学生と同じクラスで学ぶことにより互いが切磋琢磨できるよう、3ヵ年の指導にも工夫を凝らしている。
基礎学力の定着や段階を追った学びのステップを重視するとともに、「東大・京大見学会」「医師による特別講義」「勉強合宿」「シンガポール語学研修」「グローバルスタディズプログラム」など、進路実現の意識を高める機会も多く準備。SSHとして文理を問わず「科学」的な視点を有した人材の育成を掲げており、理数・文系のどちらの進路にも充分対応できるカリキュラムが構成されている。
前述の通りSSHとして、豊かな自然環境を生かした環境保全教育も特色。教室と里山での学びの一体化により、自然科学への興味や関心を深め、"科学に強い子どもたちの育成"に取り組んでいる。大学教員による「SS出前講義」をはじめ、「環境科学実習」「学外サイエンス学習」「SS国内研修」「SSHベトナム海外研修」などを実施。棚田を活用した「稲作体験」「絶滅危惧動植物の保全活動と研究」「里山における地下水脈の電気探査」など、敷地内を広大な学びのフィールドとして活用している。
教科学習だけではなく、生徒主体の学校行事などの特別活動を大切にしている。球技大会や文化祭などはもちろん、スキー実習・文化行事・矢田山縦走・文化委員会行事など独自の行事も多数開催される。
部活動も積極的に支援しており、文字通り文武両道を実践している。インターハイにはアーチェリー部が24年連続出場、硬式テニスも全国大会出場の常連校となっている。バレーボール・剣道・柔道・硬式野球なども近畿大会に出場するなど活躍している。文化部門も盛んで、囲碁将棋は全国総合文化祭に出場している。
今年度の入試説明会は11月2日(申し込み締め切りは11月1日)を予定している。
[奈良学園高校]
奈良県大和郡山市山田町430
TEL:0743-54-0351
近鉄橿原線 近鉄郡山駅から奈良交通バス乗車→「奈良学園」下車
近鉄奈良線 学園前駅から奈良交通バス乗車→「奈良学園」下車
JR大和路線 大和小泉駅から奈良交通バス乗車→「奈良学園」下車