気軽にお寺に来て 奈良市の浄土宗寺院が11月9、10日 美しいお経を順に公開 「てらギャラde六時礼讃」

奈良市内の浄土宗寺院24カ寺は11月9、10日の2日間「てらギャラde六時礼讃」を実施する。ことしの浄土宗開宗850年を機に、「お寺を一般に公開して気軽に足を運んでもらいたい」と始まった全国事業「てらギャラ」の企画。
「てらギャラ」は「お寺でギャラリー」の意味。核家族化などの影響で仏教への信仰意識が薄れてしまった現状を打破するため、浄土宗の魅力を伝えようと初めて企画された。
「六時礼讃」は秋に行われる仏教の法会「十夜法要」の行の一つ。今回は美しい旋律が特徴の6種類のお経を2日間に分けて24カ寺の住職が参加して、6カ寺で順番に公開する。9日は普光院、浄國院、浄福寺、10日は興善寺、金躰寺、来迎寺の順で、時間は午前10時、午後1時、午後4時。6カ寺を巡る通しチケットは1枚3000円(移動は各自)。「てらギャラde六時礼讃」ホームページで26日から発売する。先着50人。
当日はお寺・仏像研究家芸人のみほとけさんナビゲーターによるYouTubeオンライン配信、別回向受付(1法要・1霊3000円)もある。
問い合わせは浄土宗奈良教区第一組同事務局、静永孝章(普光院住職)、電話0742(22)3560。