手作り帽子や洋服ずらり 奈良県内外から60店出店でにぎわい 9月19日まで大和高田市で「布&キルトフェスタ」
奈良新聞社が発行するフリーペーパー「ならリビング」の読者らが集う恒例イベント「ならリビング・布&キルトフェスタPlus(プラス)+2024」(奈良新聞社主催)が18日、奈良県大和高田市幸町の県産業会館で始まった。初日は開場前から多くの来場者が詰めかけ、にぎわった。きょう19日まで。
ならリビングの手作り教室講師や県内外のキルトショップなど約60店が出店。内訳はパッチワークキットやアクセサリーなどの手作り材料の店が15店、ミニチュアドールハウスや草木染、帽子と洋服、さをり織りなどの手作り店が30店(うち手作り体験できるショップ8店)、パンや焼き菓子などのグルメブースが6店、カゴメや梅谷醸造元など協賛店が5店。
今回初出店の「麻のお店・精麻司 結紡毘(むつび)」は、麻の皮を発酵させて採取する強い繊維「精麻」を用いて、小さな輪飾りやお護り、干支(えと)の飾り物などを作製、出品する。精麻司の結紡毘さん(52)は「精麻は神社でも使われている神聖な繊維なので、お護りや干支の鈴などを身につけて心穏やかに過ごしてほしい」と話す。ワークショップもあり、干支の飾り物などの作製体験ができる。
大阪府柏原市から訪れた山本小津惠さん(54)は「キルト教室の先生が出品しているので見に来たが、あちこち欲しいものがたくさんあって随分買ってしまった」と、大きな紙袋を二つ抱えて笑顔で話した。
午前10時~午後3時開場。入場無料。