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スタミナ鍛える「ガチユル走」にチャレンジ - 奈良マラソンRUNプロジェクト 第3回・ランニングクリニック in 橿原

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ガチユル走の実技で陸上競技場周辺コースをじっくりと走る参加者ら=橿原公苑陸上競技場周辺

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スタミナ鍛えるガチユル走

脂質代謝能力向上へ/早朝に走るのも有効

 奈良マラソンRUNプロジェクトの通年イベント企画「ランニングクリニック in 橿原」の第3回が18日、橿原公苑で開かれた。天理大学体育学部の岩山海渡准教授が講師を務め、約70人が実技と座学で学んだ。

 

 ランニング初・中級者を対象とし、これまで第1回で「完走までの6カ月計画・ランニングと心拍数」、第2回で「ケガの予防と正しい動作・熱中症対策」をテーマに実施。今回は「ガチユル走(マラソンに向けた短距離走の活用)にチャレンジ」。運動の際にまず消費されるのはグリコーゲンという糖で、それが枯渇すると疲れて動けなくなるが、体脂肪を分解しエネルギーを補うと走り続けることができる。ガチユル走は、最初に速い速度で走り(ガチ)、その後ゆっくり長く走る(ユル)ことで、走り続けられる脂質代謝能力の向上を図るトレーニング方法。

 

 参加者は実技で橿原公苑陸上競技場の内外をペースを変えながら走り、その後に座学でガチユル走や、近い効果のある早朝ランニングの有効性などについて講義を受けた。

 

 大和高田市から夫婦で参加した森本忠樹さん(51)は「結構フルマラソンに参加しているので、代謝やエネルギー、体脂肪をうまく使う方法に興味があった。すごく勉強になった」と話した。

 

 同クリニックは全6回で、9月に「マラソンのエネルギー戦略・完走に向けてLSDに挑戦」、10月に「マラソンの目標タイム・12分走テストで目標タイムを予測」、11月に「直前対策~奈良マラソン攻略法~・目標ペースを維持して走ろう」を予定。申込方法や詳細は、奈良マラソン実行委員会のホームページ(https://www.nara-marathon.jp)へ。

 

 

 

2024年8月31日付・奈良新聞に掲載

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