寮を完備して全国から生徒を募集 自然豊かな最良の教育環境 奈良県立十津川高校(吉野郡十津川村) - 高校体験入学 オープンスクール情報(10月5日開催)
奈良県立十津川高校(吉野郡十津川村)
小規模校ならではの個別最適な学び 特色ある4つの系列で学習する
「やればできるを学べる学校(ところ)」をスローガンに掲げて、歴史と伝統を継承する高校。孝明天皇の御所警護に携わっていた十津川郷士が学問所開校を懇願、1864(元治元)年に儒官・中沼了三により設立された「文武館」を前身とする。1948(昭和23)年に奈良県立十津川高校となり、現在に至る。小規模校ならではの利点を活かし、進学から就職まで多様な希望進路に対して個に応じた指導・対応を行う。
すべての入試で全国募集を実施しており、他市町村・府県出身の生徒も在籍する。学校敷地内に男女別の寮があり、全校生徒の6割が充実した寮生活を送っている。
2023(令和5)年度に総合学科に学科改編され、1年次は共通履修、2年次からは進路希望により4つの系列に分かれて学習している。
「文理総合系列」
大学進学や公務員就職など、一人ひとりにあった学習を選択する。英語コミュニケーション・日本史探究・実践古典・化学・生物・理数探究に力を入れている。キャリア教育探究(個に応じた進路実現に向けた演習)も開講。
「木工芸系列」
十津川村の木材を使った「ものづくり」を通じて、木工芸の専門的な技術や伝統的な文化について学ぶ。基礎から応用に対応しており、図法製図や課題研究にも取り組む。
「美術系列」
美術的な表現・技法を学び、創造的な制作活動を通じて豊かな感性を育てる。クラフト・ビジュアル・情報メディアデザインを学び、美術分野の課題研究を実践する。
「地域探究系列」
地域産業・商業・防災など、地域の課題解決に関わる多彩な学びを通して問題解決力を身につける。観光ビジネス・くらしと防災・ふるさと学を学ぶほか、課題研究のみならずコンテンツの制作・配信や簿記にも挑戦する。
学校行事も小規模校ならではの「全員が積極的に参加」できる行事の実現を目指している。体力テストや総合的な探究の発表などでは、十津川村立の小中学校との連携・交流を実現。2年次の修学旅行では、「文武館」設立の功労者・中沼了三の出身地である島根県隠岐の島を訪ねる。
部活動では、奈良県唯一のボート部が有名で、年間を通して様々な大会に出場しており、全国から部員を募集中である。陸上競技部は本年度インターハイに出場し、男子やり投げで3位入賞を成し遂げた。コンピュター部も全国大会に出場経験があるほか、工芸部は全国高等学校総合文化祭に参加した。
今年度のオープンスクールは10月5日(申し込み期間は9月2日~30日)を予定している。
[奈良県立十津川高校]
吉野郡十津川村大字込之上58番地
TEL :0746-64-0241
【奈良方面から】
近鉄橿原線 大和八木駅から奈良交通バス 南口2番のりば 十津川温泉またはホテル昴方面乗車
→「込の上」下車(約4時間)
JR和歌山線 五条駅から奈良交通バス 新宮方面乗車→「込の上」下車(約3時間)
【和歌山方面から】
JR和歌山線 和歌山駅→五条駅へ 五条駅から奈良交通バス 新宮方面乗車→「込の上」下車(約5時間)
JR紀勢本線 新宮駅から奈良交通バス 大和八木駅方面乗車→「込の上」下車(約2時間)