地域の課題解決へ 南都銀行のビジネスプラン事業化支援プロジェクト、奈良市で最終発表会

スタートアップ部門最優秀賞に「リリオントリップ」
南都銀行(奈良市、橋本隆史頭取)のビジネスプラン事業化支援プロジェクト、第10回「〈ナント〉サクセスロード」スタートアップ部門(やまと社会インパクト投資事業有限責任組合共催)の最終発表会が25日、奈良市三条大路1丁目の奈良県コンベンションセンター天平ホールで開かれた。最終選考に残った4プランの中から、最優秀賞に「RelyonTrip(リリオントリップ)」(大阪市、西村彰仁代表)のビジネスプラン「観光・飲食アプリSASSYを活用したやまと地域活性化」が選ばれた。
同プロジェクトは2014年にスタートし、スタートアップ部門は今年の同行創立90周年に合わせて新設。県内や周辺地域の社会課題解決につながるビジネスプランを募集し、全国から47件の応募があった。
発表会では冒頭、橋本頭取が「地域の発展には既存事業の拡大、効率化とともに創業や新事業を目指すことが重要。最終選考の皆さんには、これまでの取り組み、プランを自信を持って発表してほしい」とあいさつ。続いて各社代表が、約半年間の同行関連の専門家による伴走支援で磨きをかけた自社の企画をプレゼンテーションし、同行や県関係者ら審査員からの質問に答えた。地域経済、社会への貢献度、事業の持続性などをポイントに審査され、各賞が決まった。
表彰式では、受賞各社代表に表彰状と最優秀賞100万円など賞金を授与。今後引き続き、同行関連の専門家による事業の実現、成熟化への支援が行われる。
最優秀賞は、消費額が少ない県観光の課題解決を念頭に、多様な観光コンテンツをセットにしたデジタル型観光パッケージの販売などを展開する事業。多言語対応のアプリを活用した特殊食提供店の紹介や観光施設へのデジタル寄付などを組み合わせた。RelyonTripの西村代表は「専門家による支援でアイデアが具体化され、協力者や団体を増やしていくことができた。まだスタート地点だが、しっかりと形にしていきたい」と喜びを語った。
最優秀賞を除く各賞受賞社、事業名などは次の通り(かっこ内は賞金)。
【創業賞(50万円)】Tale Navi(奈良市)「奈良を観光先進都市に」
【優秀賞(各20万円)】IKETEL(大阪市)「中小ものづくり企業の商品開発DXを通した地域・社会の活性化」▽mashichoi(平群町)「離乳食の悩みから生まれた青汁を同じ悩みを持つママに届ける」