国保の課税限度額巡り22万円に引き下げ承認 条例改正誤りで専決処分 - 奈良県上牧町議会
奈良県上牧町議会の6月定例会は17日、本会議を再開し、国民健康保険税(後期高齢者支援金分)の課税限度額を24万円から22万円に引き下げる条例改正案の専決処分を承認した。町は3月末に誤って24万円に引き上げる条例改正を行ったため、再度、元の金額に戻す。
町住民保険課によると、地方税法施行令改正(3月30日公布)に伴い、国民健康保険税条例を一部改正し同課税限度額を22万円から24万円に引き上げ。しかし、今月5日に県から「賦課(課税)限度額が改正された場合、各市町村での改正は翌年度から」との通達があり、誤りが判明。県は2月14日にも、本年度の同課税限度額を22万円とする通達を行っていたという。
このほか、6月定例会は本年度一般会計補正予算など委員会付託していた6議案を可決。県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行い、閉会した。