不評を買ったDX

　JR奈良駅そばの「奈良市総合観光案内所」で市が進めた観光案内業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)が、「観光客を受け入れる姿勢にない」などと不評を買っている問題で、市は新たに従来のタブレットより目立つ中型タッチパネルを導入した。「市内の観光情報しか載っていない」との苦情に対しても、市外の観光スポットのデータを搭載するなど対応。しかし、市議会からは「根本的な解決になるのか」との疑問の声もあり、「奥深い奈良観光。その魅力を伝えるのに、あえて『アナログ』を武器にする考えもある」との意見も出ている。