歴史文化
奈良公園で今年最初の子鹿誕生 - 奈良市
奈良市の奈良公園で、今年最初の鹿の赤ちゃんが確認され、「奈良の鹿愛護会」が7日発表した。
子鹿は雌で体長約56センチ、体重3・6キロ。5日午後4時半ごろ、国天然記念物「奈良のシカ」の保護施設「鹿苑(ろくえん)」で子鹿が生まれているのを同会職員が見つけた。
同会は子鹿の保護と人とのトラブル防止のため、4月上旬から妊娠した雌鹿を鹿苑に保護しており、現在、83頭が暮らしている。出産の最盛期は5~6月で毎年、奈良公園で200頭前後の子鹿が誕生する。鹿苑で出産した子鹿は7月下旬に奈良公園に放す予定。
同会は「子鹿を見かけた時は、少し離れた場所から温かく見守っていただきたい」と呼び掛けている。